本殿の向かいに可愛らしいうさぎが何頭もちょこんと座っている。

これはうさぎみくじの容器であるが、体内のおみくじを引いた後、

参拝者は容器を持ち帰らずにここに奉納しているそうだ。

時間をちょっと戻そう。

この神社は近くに平安神宮がありながら、観光客も少なくひっそりと佇んでいる神社である。

表の鳥居から見ると境内は観光シーズンにもかかわらず、比較的静か。

観光スポットの穴場的神社ではないだろうか。



境内に入ると前述の御神徳とインスタ映えするスポットの影響で

参拝者はやはり女性が多い。

そこで境内の中ほどに上記のうさぎが並んでいる。

次に本殿に向かうと本殿の前に狛犬ならぬ狛兎がいる。

向かって右のうさぎは口を開いた「阿形（あぎょう）」、


左のうさぎが口を閉じた「吽形（うんぎょう）」。


まさに金剛力士像と同じであるが、うさぎだけあってキュートな雰囲気である。

なぜこんなにうさぎがいるかというと、

ここに祀られている祭神が多くの子宝に恵まれていたこと、

当時付近一帯が野兎の生息地であったことから、兎が氏神様の使いとされ、

兎が子沢山であることなどからうさぎが境内にたくさんいるようである。

手水舎には月を見上げた「子授けうさぎ」の像がある。



水を掛け、そのお腹をさすると、子宝と安産に恵まれるとか･･･。

うさぎの絵馬にはたくさんの女性の子授かりや安産の願い事が掻いてある。



そして本殿に行くと、ここにいるのは招き猫ならぬ「招き兎」。



左右に2体、左手で招いているのは縁結び「招き兎」、

こちらの右手で招いているのは金運「招き兎」だそうだ。

そのほか他にも兎が潜んでいて、隠れミッキーのよう。

提灯にも兎が･･･。



そのほかにもうさぎの像やモチーフが潜んでいて、

それらを見つけるだけで楽しくなる。

まさに女性必見の神社ですね。






「東天王岡﨑神社」
住所：京都府京都市左京区岡崎東天王町51番地
電話番号：075-771-1963
参拝時間：

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